荒井ゼミ春合宿を行いました
3月17日(金)から18日(土)の1泊2日で、八王子市にある「公益財団法人 大学セミナーハウス」を会場に、荒井ゼミ春合宿を行いました。
実際に利用したのは、「さくら館」という建物です。さくら館は2006年に開館した建物ということで、宿泊室もセミナー室も綺麗でした。また食堂の「Dining Hall やまゆり」も大変に新しい建物で清潔感があり、夕飯も朝食も美味しく頂きました。
ゼミ合宿初日の午後は、アイスブレイクとしてゼミ生全員に「他己紹介」をしてもらったうえで、本題として「レポートの書き方」についてのレクチャーを行いました。「レポートの書き方」の基本として、私自身も大いに参考にしているバーバラ・ミント『考える技術・書く技術:問題解決力を伸ばすピラミッド原則〔新板〕』(ダイヤモンド社、1999年)のエッセンスを説明しました。
2日目の午前中は、岩崎正洋編『日本の政策課題』(八千代出版、2016年)から「少子化」の章を題材にグループワークを行いました。ゼミ生には事前にテキストを読んだうえで参加してもらい、テーマとして、「自分にとっての少子化問題」をグループ内で討議してもらいました。ゼミ生にとって、「少子化」という問題は、本やニュース、あるいは授業で聞くような社会的課題であると同時に、数年後には当事者として関係してくる問題です。
最後にグループで討議した内容について発表をしてもらいましたが、結婚や子供を持つことについての意識の違いや、女性のキャリアパスの問題、社会保障費の問題や定年延長の提案など、いろいろな意見がありました。また全グループから若者が選挙に行くことの必要性が指摘されましたが、若い人たちにとっては政治参加の方法として選挙やデモくらいしか具体的なイメージがないと思います。実際には政治参加には多様な方法があると思いますので、そのあたりについても今後のゼミで実感・体感できるようなことができないかと思案しています。
0コメント